胸章(リボンバラ)の歴史

日本では戦後から昭和の後半まで、 皇族の方が式典で格調をたかめるため、白の胸徽章(胸章)

を付けるようになりました。
同席される皇族以外の貴族やご来賓は、皇族と区別をするため、着用する場合はその他の色の胸章を使用することが多かったようです。
民間の式典でもそれにならって、しばらくは主位が白色、他位が赤色を用いておりました。
その理由は薄い色の程上位で最上位は白色だったようです。(次位は黄色、後桃色、赤色の順)
その後は外国の例に倣って、皇室の方々も赤い胸章を付けるような機会が多くなりました(欧米では濃い色が高級とされている)
その後、赤・白の位置関係があいまいになってきております。
しかし平成14年の皇室行事で陛下が白の胸徽章(胸章)をお付けになっていましたし国家公務員の新任式で最高位の賓客にあたる小泉総理は白バラをつけていました。
以上の状況下、国内行事では上層部へ行くほど白が上位になることがあるように思われますが、一般の式典では、来賓が赤の胸章、主催者側が白の胸章を付ける例が多くなっています。